九州の神楽シンポジウム2020終えて

1/18、19日と行われた「九州の神楽シンポジウム2020」の出演を無事終えました。
 この公演会は、ユネスコの無形文化遺産登録を目指すという活動の一つでもあった為、練習時から信濃毎日新聞・飯田FM等の取材掲載もあり、地元の関係者を始め、職場のご理解や多くの方からの応援があり、公演会にて無事役目が果たせたのではないかと感謝しております。

 霜月神楽も多くの方が調査研究されてきた日本の古い神楽ですが、伝承・継承と点においては現実的に非常に厳しい状況となっています。
そのような中で、 今回このように大きな公演会に実際のメンバーで実演披露できたことは貴重なことであると考えております。
 今回の公演会は 、長野県飯田市の神楽として、全国各紙面に報道して頂きました。これをキッカケに、多くの方が関心を寄せて、遠山へお越しいただけると幸いです。

・信濃毎日新聞記事
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200120/KT200119SFI090005000.php
・朝日新聞記事
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20200119001422.html
・共同通信
https://this.kiji.is/591554032605774945?c=39546741839462401

令和2年、御祝棒

現在は、上村では上町地区だけで行われている「御祝棒(ごいわいぼう)」と呼ばれる行事を行いました。
御祝棒は、 前年に結婚した夫婦の家へ子供たちが訪れ、子孫繁栄を願い、男性を象った棒で縁側を叩いて祝う行事。
(飯田市民俗文化財に指定されている行事)詳細はサイトへ↓
https://www.city.iida.lg.jp/site/bunkazai/goiwaibou.html

今年は残念ながら前年結婚した夫婦が居なかったため、神社の拝殿にて棒を叩きました。

令和2年、どんど焼き

どんど焼きは、お正月に(歳神)年神様をお迎えするために飾った門松や松飾り等を焼いて、空へお送りする、炊き上げるもの 。小正月に行われる火祭りの行事。

年々、炊き上げる松などが少なくなったり、参加できる人が少なくなっていますが、今年も立派などんと焼きのやぐらを作り、お餅などを焼いて食べる事が出来ました。

又、燃え終わった松の小枝を持ち帰り、家の屋根に投げ上げて火事にならないように願うという風習もここではあります。

令和2年、九州公演へ最終練習

令和2年1/18~1/19に宮崎県で行われる「九州の神楽シンポジウム2020」に 出演に向けて、11月から平日の夜の練習、又、リアル竈(かまど)やリアル湯の上飾りの制作など行ってきました。 氏子保存会の方々には、仕事帰りの練習・休日返上で作業を行い準備を整えて頂きました 。

 1月7日には、制作したリアル竈を前に、装束を身に着け最終練習を行い、荷造り作業等行いました。

 九州の公演会では、遠山の霜月祭をしっかりご披露し、公演会の主旨の神楽の魅力をご来場の皆様に堪能して頂きたいと考えております。


令和2年、公演会のお知らせ

令和2年1/18~1/19に宮崎県で行われる「九州の神楽シンポジウム2020に上町地区の保存会が出演し、「遠山の霜月祭」の湯立てや舞いを披露致します。

以下、宮崎県サイトより抜粋
「宮崎県は、古事記や日本書紀に描かれた日向神話の舞台であり、多くの神話や伝承、それらにちなんだ伝統文化やゆかりの地などが各地に点在するまさに「神話の源流」です。
なかでも、神話の世界を舞で表現した「神楽」は、県内各地に200以上も伝承されています。
この度、宮崎をはじめ、九州各県、全国各地に伝わる神楽の多様性と魅力に触れるシンポジウムを開催します。ぜひ御来場ください。 」