影響を受けた恩師

7月20日 飯田市美術博物館開館30周年の記念講演会に行ってきました。
「長野県立歴史館 笹本正治館長」の講演会であったが、笹本氏は高校時代の我が恩師でもある。
 今回の講演内容は「地域文化の創造・継承と博物館」と地域の博物館の意義や重要性などのお話しがありましたが、 笹本氏は伝統芸能にも造詣が深く、自身が神職になるのに影響を受けた一人です。
 今回も講演会で 「遠山の霜月祭り」の事にも触れて下さり感謝申し上げます。

又、飯田市美術博物館は7月20日にリニューアルオープンとなり、足を運んで頂きたいと思いますし、遠山霜月祭関連出版物も揃っているのでご覧頂きたいと思います。

文:宇佐美秀臣 
笹本先生

残念な行為

前回の投稿で神社で榊を育てているとアップ致しましたが、本日確認してみると…
育成中の小さな榊は、全て抜かれて無くなっていました。
非常に、非常に残念な思いでいます。
育てた年月が一瞬で消えてしまいました。

地区にとっては大切な神社として、植樹・剪定・物置造り・石畳造りなど、氏子達が手間暇かけて作業し守ってきた場所です。
このような事が二度と起きない事を願います。




榊を育てる

「榊」の語源は色々あるようですが、 榊はツバキ科の常緑広葉樹、葉が一年中青く栄えていることから「栄える木」、 神の世界と人間界の境に植える木を意味する「境木」 など神事に使う木とも言われ、実際この神社でも「榊」を使用しています。

樹木は、大きく育つとしっかり根付き、押しても人間の力では倒れないほど強いものになりますが、しっかり根付くまでは暑さ寒さの気候にも左右され難しさを感じています。

榊も同様、神社境内で落ちた種から榊を育てていますが、昨年の根付いたものは10~15㎝程度までやっと成長したところです。
6年前に挿し木をした榊は、1mほどに成長しましたが、まだまだ大木になるには先が長いですね。

ちなみに「榊」は、日陰の方が光沢があって綺麗な緑葉と言われていますが、確かにそのようで、直射日光の照射時間が長い場所の榊葉は焼けたような葉ですが、影にある榊葉は綺麗です。
神社境内でも育ちやすい場所とそうでない場所があり、毎年試行錯誤しながら育てています。

成長途中の榊


6年前に挿し木から育てた榊

癒しの境内

上村川を上から臨める境内

澄んだ空気・美しい上村川を上から眺めながら、ゆったりとした気持ちになれる場所です。混雑していないので、ふらりと立ち寄った際に、御心を整えるのに良い場所です。

境内からの景色  境内からの景色